|
骨というと「骨太の改革」などというよくわからないキャンペーンを思い出しますが、INAXギャラリーのINAX BOOKLETに「小さな骨の動物園」というのがあります。 これを眺めていたら、相川稔さんというひとの文章がのっていて、このかたはドイツのフランクフルト近くで標本作製技師として働いておられるとか。「日本では聞き慣れない言葉だけれど、ヨーッロッパの自然史博物館では骨格標本、剥製標本、模型も含めいろんな「標本』を作る人たちのことだ。博物館内で僕ら標本技師は、展示用標本作りはもとより研究用の標本作製や年代物の標本の修復など、博物館の一番大切な財産である標本を作り、守るという大事な仕事と並行して、しょっちゅうある企画展、特別展のための準備や製作もしている。」 読み進めてゆくと、盛口満さん(「僕らが死体を拾うわけ」自由の森学園で生徒たちと自然観察をしたり、事故で死んだ動物の標本を作ったりするはなしです)に標本つくりの楽しさを教わったひとのようです。 ドイツにはそんな専門学校があるのだそうで、博物館や研究室の標本作製技師を養成する学校なんだそうです。 職人を尊ぶ国なんですね。日本も確かそうだったはず。 1月18日の朝日新聞の「私の視点」に財団法人大阪府文化財センター調査部長の 赤木克視さんという方が、 危機はらむ市場化テスト法案 という記事を寄せておられます。 投書では「公共サービス効率化法」で「行政発掘」(開発で壊れる遺跡を事前に発掘調査して歴史資料として記録すること)を公的機関から民間に開放する市場化テストに行政発掘も含められるのではという懸念を示されています。入札という事になると、良質な発掘調査者が淘汰されないか、悪意をもてば「手抜き」にならないか、コストを優先する事で歴史資料が価値を失うのではないか、そんな心配を述べられています。 博物館の運営に関しては今回は市場化テストから外すことになったようですが、発掘に関しても「安かろう悪かろう」で後から後悔では困ります。 効率を問うていたら、何も残せないのではないかと我彼の違いを感じた骨の本でした。 |
| << 前記事(2006/01/25) | トップへ | 後記事(2006/02/07)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
五日目(後半・・・)
今日は雨が降っていたのでマックで時間つぶし。 ...続きを見る |
十代♀上京ほーむれす日記 2006/02/02 12:02 |
がんばれタイゾー みんなでタイゾー君のblogを応援しよう
2005年に彗星のごとく登場した杉村太蔵氏。彼のblog最近たまたまTBを追っていたら目にとまった。 これが自民党の国会議員だ。カンドーである。あくまでも国会議員の公式のサイトである。100円ショップ=ダイソーではない。 皆さんどうですか公設秘書を募集していますよ。 ...続きを見る |
ファミリー メンタル クリニック 2006/02/02 12:11 |
江戸城の上に,限定核を落としましょう♪
今国会での皇室典範改正、自民各派から慎重論 (朝日新聞) - goo ニュースについて。 ...続きを見る |
Die Weblogtagesschau... 2006/02/02 23:21 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
この投稿は私も読んで、胸を痛めています。と、言うか怒っています。考古学を趣味にしているものにとって、切実な問題です。一度発掘調査の現場を見れば分かると思う。ここに柱の跡があるかどうかということは、ものすごい微妙な違いなんです。その判定に「効率」が入ると思うと、思っただけで身震いします。 |
KUMA0504 2006/02/01 22:40 |
KUMAO504さま |
バジル 2006/02/02 17:52 |
スクラップ&ビルドと言うと,ローマ遺跡の再利用という例がヨーロッパにはたくさんありますね。そこで分かれるのが,文字を持つ民族と,文字を持たない民族との差……。日本だと東北地方や北海道のアイヌ民族は文字を持っていなかったために,明治以前の歴史は日本やロシアの文献資料しか利用できず,「北方領土」はアイヌのものであり,日本とロシアへ分かれて住んでいるアイヌが共同管理するべきだという意見が表に出にくいという悲しさがあります。かつて社会党の衆院議員だった萱野茂さんなどは,今ごろはどんな想いをして時を過ごしているのでしょうか……。 |
kaetzchen 2006/02/02 21:54 |
オオカミというと,ささきまきさんの『やっぱりおおかみ』(福音館書店)という絵本を思い出してしまいます。この絵本,幼児向けと書いてありますけど,大人が読むとものすごく考えさせられます。大ていの図書館には置いてあると思いますので,探してみられると宜しいかと……。 |
kaetzchen 2006/02/02 21:56 |
kaetzchenさん、 |
バジル 2006/02/03 18:35 |
萱野さんの絵本,私も持ってます。アイヌ民譚や神謡にはキツネの話は結構多いんですけど,オオカミの話は貴重なので……。私も知里真志保全集は3冊ほど持ってます。さすがに後半の3冊は経済的な理由で挫折しましたけど。岩波文庫で知里真志保『アイヌ民譚集』が確か夏に復刊したと聴きましたけど……。 |
kaetzchen 2006/02/04 21:17 |
萱野さんの新刊の事が東京新聞の書評にのっていました。(イヨマンテの矢花) |
バジル 2006/02/05 17:51 |
本当はね,紀子ちゃんには「着床前診断」によって人工授精された受精卵が……という暴露話を書こうかなと思ってたんだけど,やっぱり餌撒きになるかなと思って,昨日今日は無難な話題にしました(笑) (^o^) |
kaetzchen 2006/02/08 20:38 |
| << 前記事(2006/01/25) | トップへ | 後記事(2006/02/07)>> |