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help リーダーに追加 RSS やっぱり その2

<<   作成日時 : 2006/02/12 17:35   >>

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斉藤貴男もまた機会均等を重視する論者です。だが、彼によれば、社会階層の低い子どもたちの向上心をうばったのは、ゆとり教育の意図せざる結果(潜在的機能)なのではなくて、もともとの狙いとおりの結果(健在的機能)でした。そのことを、彼は、政策の最高責任者に対するインタビューから明らかにしています。三浦朱門・前教育課程審議会会長は、次のように語っていました。
・・・できん奴はできんままで結構。戦後50年、落ちこぼれの底辺を上げることばかり注いできた労力を、できる限り限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。・・・それが「ゆとり教育」の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ。


ゆとり教育から個性浪費者会へ
岩木秀夫
ちくま新書
2004年1月10日 第一刷発行

2年前に買ったのですが、きちんと読まないで本棚の隅で眠っていました。
上に引用したのは意見書等にも引用され有名な言葉で2000年の斉藤貴男氏との対談で引き出された本音のようです。今一度現状と考え合わせてみるとその方針通りにことが運んでいますね。(三浦氏は1996年から教育課程審議会の会長となり、中央教育審議会答申の学校週5日制下での「生きる力を育成するための教育内容の在り方について」検討した)

この本では各国の教育制度の成り立ちから現在までを解説し、日本の教育の方向性に疑問を投げかけています。他の国とは反対の方向に向かってしまった日本の教育改革を仕組んだ政治とそして、ポストモダンの思想家たちにもその責任があるのではと問うています。

読んでいると、ゆとり教育とは休みをふやしてその時間を消費に充てるように仕組まれたのでは、とも思えてきます。(「何はともあれ、子どもたちが学校に拘束される時間を、物理的にも心理的にも減らします。子どもの世界に対するサブカルチャーの支配を一層加速するでしょう』)
しかし私立の学校では今も多くの学校が土曜日も授業を行い、内容の薄くなった教科書は使わず独自の教材で授業をしています。
格差が格差を生み出す事になりかねないのです。

ここにきて文部科学省は小学校低学年の授業時間を増やす方向で検討を始めたようです。削減を続けて30年、やっと見直しに成るのですが実施されるとして2010年からだそうです。

「生きる力」という曖昧なことばで多くの人たちを愚弄した責任は一体誰がとるのだろう。



是非以下もお読み下さい


チョムスキーの「教育論」について
参照
版元ドットコム


「家畜化」教育をこえて

翻訳:寺島隆吉+寺島美紀子、公開2005年1月17日
寺島研究室 『別館」



ある種の能力の備わっていない者が、いくらやってもねえ。いずれは就学時に遺伝子検査を行い、それぞれの子供の遺伝情報に見合った教育をしていく形になっていきますよ
(江崎玲於奈
教育改革国民会議座長)

国のために命を投げ出してもかまわない人間を生み出す。お国のために命をささげた人があって今ここに祖国があるということを子供たちに教える。これに尽きる。」
(西村真悟衆議院議員
2004年2月
「教育基本法改正促進委員会」設立に際してのあいさつ。)







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マルクス長屋
「Under the Sun」の仲間である「とりあえず」が、 対処的な小泉劇場批判(実はそれが劇場化に輪をかけている)から一歩踏み出し、 市場原理の新自由主義社会への対抗軸となる、新たな経済社会の在り様を考察する エントリーを連載し始めた。しかも「ブログというとどうしても個人的に自分の 知っているいることを書くだけだ。しかし、いっしょに何かをつくって行く 協同作業というものができないのか、ためしてみたい」と言っている。こうゆう ナイスな提案には、とりあえず!乗ってしまうのだ。それが、 ...続きを見る
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
やっぱり,人間って,国の偉いさんになると堕落しちゃうんだろうなぁ(笑) 曽野綾子みたいに,競艇の元締めのヤクザに就職したりすると,もう地獄に堕ちるしかないだろうな。こういう連中がカトリック教徒として大きな顔をしてるんだから,信じられません。もう一度,ドミニコ会研究所編『カトリックの教え -- カトリック教会のカテキズムのまとめ』(改訂版,ドン・ポスコ社)でも読み直して,神父さまにでも懺悔して財産を全部寄附しなさい……と,元カトリックの私なんかは思うんだけど,無理だろうな(笑)

要するに,馬鹿につける薬はない,というのは,まさに彼らのためにあるんでしょうね。三浦朱門なんて,日曜に教会学校とか讃美歌隊の手伝いのようなボランティアを経験して,普通の子供たちと直に接したことなんか,全くないか忘れてしまったんだろうな。
kaetzchen
2006/02/12 21:01
このブログ,どうしてもすけべトラックバックが入り易いね。(^^;) この際,時間を作って,ブログの本文だけでも goo! へ移動したらどうかしらん。プロバイダ系のブログは小回りが効かないから,あかんですわ。
kaetzchen
2006/02/12 21:24
このブログ,あたしの goo! からトラックバックを送ったら,なぜか拒否。もう一度トライしてみますね。(^^;)
kaetzchen
2006/02/13 11:43
どうもgooからTBできなかったり、TBがなかなか反映させず数回送って下さったりとご迷惑をおかけしているみたいでごめんなさい。引っ越しを考えています。
「文化人」といわれるひとたちが平気でこういうことをおっしゃるというのは本当に困ります。こういう雰囲気って敏感に感じ取れるからますます少子化がすすむのです。
バジル
2006/02/13 17:01
同世代だから言うんだけど,斎藤貴男の文章はちょっと荒っぽいかなって気がします。安易に「ファシズム」という言葉を定義なしに使うから,右よりの人にすぐ突っ込まれる。元々ジャーナリズム出身だから,仕方がないのかなぁ。割と学術的,つまりしっかりと書いた本としては,青春出版社から出てる『日本人を騙す39の言葉』(2003, ISBN 4-413-03416-3) がお薦めかな。

どうも @nifty や Biglobe は巨大プロバイダゆえに,攻撃され易いみたいですね。私も @nifty のココログからは早々に撤退しました。
kaetzchen
2006/02/13 20:22
ちなみに,今日のブログも思いっきり「乙女ちっく」路線で攻めました(笑) 読者が3ケタに減っても構わないと割り切って,しばらくは少女マンガが続くと思います(自爆)
kaetzchen
2006/02/13 20:24

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