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help リーダーに追加 RSS 命を預かる仕事なのに

<<   作成日時 : 2005/12/19 22:32   >>

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(日々いろいろな事が明らかになり、場所を変えて少し手を入れました。)

今回の建築構造書偽装事件は、いくつかの段階で食い止める事ができたのに結局多くの建物が壊されることになり、たくさんの人の生活が混乱に陥れられました。
建築士制度や、検査制度の欠陥があらわになり、いろいろなことが変わってゆきそうです。いい方向に変わってほしいと思います。

でも、ほんとうに一番変わってほしいのは「現場」なんです。
リフォームをしたいというので手伝ったいくつかの家は、困った事に建てた時に現場のひとたちが真面目に仕事をしていたとは思えない家ばかりでした。構造上必要な梁が大きく欠きこまれていたり、柱が真っ直ぐ立っていなかったり、風呂場の防水の方法が間違っていて床下が水浸しになっていたり・・。床下にはタバコの吸い殻や空き缶。
これから建築条件付きの土地を買うからと相談にのったら、構造のことなんか考えていないひどい図面、(小さな木造だと計算書は不要なのでそれでも通る)とりあえず余りひどいところは変更してもらう事に。でも工事中は現場には絶対に立ち入らないようにという条件があるとかで施主も結局工事中の様子は知らないまま工事は終わってしまった。
命を預かる仕事なのに、その意識が全くない人たち。(ばかりではないけれど)みんなローンを抱えて大きな買物をするのに・・・。
なにしろ、震災の直後に建て替えた家で、金物を指示通りに入れないのだから、一体みんな怖い目にあって何を学んだのだろうと思いました。
でも、3Kの仕事をしている現場のひとたちだけが悪いのでもない。誇りを持てない環境、そして余りにも急速に移り変わる材料や工法の変化についていけないという状況、年を取った大工さんの中には、自分が親方から学んだ事や経験が一番と監理をしている人ともめることもある。本当に説明し難い現実が横たわっている。
プライドを持って仕事をできる状況では決してないのです。

最後に設計の仕事について。
設計はかっこうのいい仕事ではありません。一生懸命仕事をすればするほど、現場では面倒だといやがられ、図面を増やせば増やす程建築費が上がるので施主にいやがられ、施主の為に工事価格を下げようと見積書を穴のあくほど眺めて奮闘して工務店に交渉して工事金額を下げると、工事金額に対するパーセントで設計料を取る職業としては自分の首を絞めているようなものです。誠実になればなるほど損をする仕組みになっている。
それでも、良心ある現場の人を含め多くの建築に関わるひとたちは人の命を預かる仕事を一生懸命やっている。一握りの非道な人たちが今回の事件を起こしたのです。けれど、プライドを持って働けないひとたちの存在がある限り、今回のような事件がなくならないとはいえないと危惧しています。

追記
現場の人たちの声がこのブログ「与党幕引き、完了」のコメントのところにあります。
是非お読み下さい。

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政府批判に焦点を持って行かない多くのマスコミ、そして世論
 前回の記事(『意見を言えない国、言わない国、日本』)を書いた後、「人間が人間にとってのオオカミである」の『命を預かる仕事なのに』を読み、やはり無知な人間が思っていることを書いたことと、事情に詳しい方が主張されることとは、全然違うもので、深みが違うものだと思いました。現場の人たちの話、設計に関わる人の話。  例えばこの部分。  《命を預かる仕事なのに、その意識が全くない人たち。(ばかりではないけれど)みんなローンを抱えて大きな買物をするのに・・・。 なにしろ、震災の直後に建て替えた家... ...続きを見る
野良狸の巣
2005/12/22 00:48

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